「最近なんとなく調子が悪そうな社員がいるけれど、本人が大丈夫って言うし…」
そんな“様子見”こそ、実は企業にとって最もコストが高くつく判断かもしれません。
従業員の不調は、気づかない・気づいても対応しないまま放置すると、生産性の低下、人件費のロス、メンタル不調による離職といった形で、目に見えない損失=「放置コスト」を生み出します。
この記事では、中小企業が知っておくべき「放置コスト」の考え方と、従業員不調を早期発見するための実践的なポイントを解説します。
なぜ従業員の“不調の放置”は高くつくのか?
従業員の不調が長引くと、企業にさまざまな形で損失を与えます。特に中小企業では人員余裕が少なく、1人の不調が全体に大きく波及します。
放置した場合に起きやすい損失は以下の通りです:
- ① 生産性の低下(プレゼンティズム)
例:眠気・不安・慢性疲労でパフォーマンスが50〜80%に低下。 - ② 突然の欠勤・早退(アブセンティズム)
シフト調整・業務遅延・他スタッフの負担が発生。 - ③ 長期休職や離職
採用コスト・育成コストが二重で発生。 - ④ メンタル不調の増加
職場環境全体が悪化し、組織の“質”が下がる。
特に健康経営の研究では、「プレゼンティズム(出社しているが不調で働けない)」の損失が最も大きいと言われています。
“早期発見”が最強のコスト削減策
従業員の不調は、早期にキャッチするほど回復が早く、企業負担も小さく済みます。
逆に、放置期間が長いほど症状は悪化し、専門機関の受診や長期休職につながる可能性が高まります。
つまり、中小企業にとって「早期発見」は最も効果の高い投資と言えます。
従業員の不調を見逃さない“5つのサイン”
職場で日常的に現れる不調の兆しには、次のようなものがあります:
- ① 睡眠の乱れ・日中の強い眠気
SNSでも話題ですが、睡眠が崩れるとパフォーマンスは一気に下がります。 - ② 慢性的な疲労・集中力の低下
「気合いで乗り切る」状態が続くとメンタル不調の前触れ。 - ③ 感情の不安定(イライラ/落ち込み)
心理的ストレスやホルモンの乱れが背景にあることも。 - ④ 体重の急激な増減・血圧や血糖の変動
健康診断だけでは追いきれないケースが多い。 - ⑤ 仕事のミス増加・業務スピードの低下
身体的不調・睡眠低下・メンタル負荷が原因のことも。
これらは“性格の問題”ではなく、身体や脳のSOSである場合が多いです。
企業ができる“早期発見の仕組み”とは?
中小企業でもすぐに導入できるシンプルな仕組みがあります。
① 年1回の健康診断の“読み解き”をする
健診は受けっぱなしでは意味がありません。
血圧・脂質・血糖・腹囲の変化を見ることで、隠れた健康リスクが見えてきます。
② 簡単なセルフチェックシートを取り入れる
睡眠・ストレス・疲労・運動習慣の4項目だけでも十分。
月1回のチェックは“気づき”につながります。
③ 超音波による“健康観察”を取り入れる
診断ではなく、受診につながる気づきを与える目的で腹部・血管・甲状腺のエコーを導入する企業が急増中。
④ 月1回のミニ健康セミナー
睡眠・食事・メンタルケアなど、10〜15分でできる内容でOK。
小さな気づきが行動変容につながります。
不調の放置は“企業リスク”。早期発見で組織の力は底上げできる
従業員の健康はコストではなく“投資”です。
放置するほど損失は大きくなりますが、早期発見の仕組みを1つ入れるだけで、企業の健康レベルは大きく改善します。
Nウェルネス合同会社では、札幌市内を中心に、健康診断結果分析、睡眠・ストレス支援、超音波による健康観察、企業向けミニセミナーまで一気通貫でサポートしています。
「従業員の不調が気になる」「小さく始めたい」という企業さまは、ぜひお気軽にご相談ください。
